ザ・マジックアワー

いつも映画館で観ている三谷幸喜監督作品の4作目。
前作の『THE 有頂天ホテル』が集大成的なイメージの作品だったのに対し、今回は完全新作。町の一角が室内セットなので、演劇っぽいけど、屋外ロケもあって、現実と非現実が混在したような不思議な世界。
話の展開も早いし、小刻みに笑わせてくれる。「役者が本物のフリをする」のは三谷氏の得意技。出演者はみな個性があってよかったけど、佐藤浩市演じる役者のキャラクター勝ち。おかしなことをして笑わせようとしているのではなくて、いたって真面目な演技をしようとしているのにその状況の可笑しさ。小ネタもあり。
笑ってスッキリしたい人に。