スパイダーマン3

この映画シリーズも、もう3作目。1作目が2002年だから、5年になる(それ以前のTVシリーズやアニメは別として)。このシリーズの特徴は等身大のヒーロー像(元は冴えない高校生)。ヒーローの心の弱みだとか葛藤が描かれていたりする。
オープニングのキャスト紹介で『1』『2』の映像が流れて、ワクワク。
本編はさすがに莫大な制作費を投入したせいか、これでもかという息を呑む映像。このワンカットにいったいどれだけの労力をかけたのかと溜息が出そうに。これまでの色んな映画のシーンを髣髴とさせるも、全てがその上を行っていて、現在のVFX技術の最高峰では?
ストーリー的にはこれまでの流れを進めながら、新しい人物も登場させて、うまくまとめていたりするけど、さすがに3作目ともなると少し飽きてきたような気がする。全ての事件が偶然にも身近なところで起こるというのもまたこのシリーズにとくあることなのだけど。
そういえば、1作目では「何故この女優がヒロインなんだろう」と思っていたけど、2作目では「だんだんわかってきたような気がする」となって、今作では「ヒロインと言ったらキルステン・ダンストでしょう」と完全に受け入れるようになっていた。これも慣れなのかな。
DVDはトリプルパックが出るまで買わない方針だったけど、ツインパックが2種類(2枚と4枚)とか『2』の究極盤(?)が出ている現在、しばらく様子見していたほうがいいかもしれない。