ヨーロッパ企画第21回公演『ブルーバーズ・ブリーダーズ』@下北沢スズナリ

初めて見る劇団。7都市ツアーをやったりして勢いのある劇団。知っている役者さんは映画『サマータイムマシン・ブルース』『UDON』にも出演していた永野宗典氏と本多力氏。
上演時間は1時間10分。ドタバタコメディ。あっという間だった。ベースは青い鳥を捕らえようとするプロジェクトの話だけど、各人が好き勝手やるためにいろんなことが上手く進まない。てんやわんや。イライラ。もうわざとややこしくしてるんじゃないか!!っていうぐらい。オチもあってないようなもの。でもなかなか面白かった。ただ、出演者が多くてほぼ全員が出ずっぱりな割には特徴のない人もいたりして、もう少し減らすか、上演時間を長くしてもよかったと思う。
星の数ほどある劇団の中には自分に合った劇団や、逆にどうにもセンスが合わない劇団もあるわけで、自分が思うに「これで笑わせようとしている」「これで感動させようとしている」という製作部分を実際の笑いや感動よりも先に感じてしまう演出は自分に合わない劇団だと(どの劇団だとは言わないけど「寒い」と感じてしまうことも)。この劇団はそんなことはなく、なかな好感が持てる劇団だと思った。
開演前に買った非公式パンフレットはその名の通り、作品の内容にはほとんど関係なかった。
帰りに過去の作品DVDからとりあえず3本選んで買って帰った。(『12人の追い抜けないアキレス』『ロードランナーズ・ハイ+ロー』『ムーミン』)どれも2,500円と安価な割にはボリュームが多そうだ。面白かったら、他の作品のDVDも買ってみようと思う。