NODA・MAP『走れメルス』−少女の唇からはダイナマイト!−シアターコクーン

野田秀樹さんの作品はなかなかチケットが取れない。観るのはこれで2回目だ。
深津絵里さんと中村勘太郎さんは上手かった。古田新太氏は存在感がある。小西真奈美さんはチャーミングだ。
スピード感のある展開。どういうことだろう?と考えているうちに、どんどん進んでいる。なにげなさそうで、また深い意味を持っていそうな言葉遊び。はっとする美しい舞台演出。
終わった後も、いろんな場面が頭の中でぐるぐる回って、どうも全体像が掴めない。
これは、面白かったかどうか?という感想とは、ちょっと違うような気がする。
1つ残念なのは、ギャグが笑えなかったというところだろう。

前回、野田さんの作品を観た時はどうだったろうか?
新国立劇場で観た、『贋作・桜の森の満開の下』だ。
深津絵里さんと堤真一さんは上手かった。古田新太氏は存在感がある。京野ことみさんはチャーミングだ。
スピード感のある展開。どういうことだろう?と考えているうちに、どんどん進んでいる。なにげなさそうで、また深い意味を持っていそうな言葉遊び。はっとする美しい舞台演出。
終わった後も、いろんな場面が頭の中でぐるぐる回って、どうも全体像が掴めない。
これは、面白かったかどうか?という感想とは、ちょっと違うような気がする。
1つ残念なのは、ギャグが笑えなかったというところだろう。

なんということだ。3年前から何も変わってないんだ。
いや、野田さんの作品がというわけじゃなく、自分自身がだ。これは、ちょっと安心したのと同時に寂しくもあった。
3年後に野田さんの作品を観た時に、果たしてどういう風に感じるのだろうか。